日本酒を選ぶポイント!
ワインと同様に、日本酒も「辛い」「甘い」という分類をされることがあります。
日本酒度と酸度の数値の組み合わせにより「辛口」「甘口」「濃厚」「淡麗」など表現されます。
日本酒も、単に「辛い」「甘い」だけではなく、商品によって様々な風味が存在します。
甘口酒は、糖分が多く、酸の量が少ないのが特徴です。
一方、辛口酒は、糖分が少なく、酸の量が多い酒になります。
一般的に、日本酒の「辛口」「甘口」の目安には、日本酒度計を用います。
日本酒度とは、それぞれの日本酒の比重を計って、この糖度の割合を示したものです。
糖分が多い甘口酒は比重が重いので上に浮き、辛口酒は下に沈みます。
比重計の目盛りが「-」を示せば甘口、「+」は辛口となり、数値はその度合いを示します。
飲み口を微妙に左右する「酸度」と「アミノ酸度」。
日本酒に含まれる酸は「コハク酸」「乳酸」「リンゴ酸」の3つが、全体の大部分を占めています。
日本酒度が同じ場合には「酸度」が高い方が辛口で濃く感じられます。
また、日本酒中のアミノ酸の総量を表すのがアミノ酸度です。
一般には、アミノ酸が多いと味は濃くなりますが、多すぎると雑味が出やすくなるといわれています。